Uncle-Kの “銀盤日記”

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zoom RSS 続・気合入れてレストア中! 〜ARIA PROU ZZ-DELUXE〜

<<   作成日時 : 2011/04/25 01:05   >>

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前回UPしたARIA PROUの“ZZ-DELUXE”の組み立てが済み、今夜は一晩おいて様子見。

と、ここで昨日の記事をもう一度見直して、モデル名はZZ-DELUXEで間違いないとして(ヘッドにもそう書かれているし)、どうやら正確には“ZZ-DELUXE−V”というらしいことに気付いた。

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この“-V”はそのまま「ヴイ」と読むのか、或いは5期型を意味する「ファイヴ」なのかは、当時を知る方からの情報を待つしかないようだ。

と、ここで今日は、組み立て前に撮影しておいた各パーツの写真を交えつつ、“ジャパン・ヴィンテージファン”待望のウンチクタイム。↓

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このモデルの最大のポイントは、金属パーツの殆どがゴールド仕上げである点(※PUのエスカッションを止めるビスのみブラック)にあると言えると思う。
何しろ製造から30年も経っていれば当然サビる。この、赤茶色のサビを極力落とし、金色を極力残す。今回のレストアで最も気を使った点がここ。
残念ながら、トレモロキャビティのバックパネル用ビスは、見える部分の金色はすっかり落ちてしまっていたものの、交換はせずそのまま使うことにした。
レリック処理もいいけど、本物のヴィンテージを新しいオーナーには味わって欲しかった、からである。

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ダイカスト製のシンクロトレモロ・ユニットは、イナーシャブロックに至るまで金ピカ!
差し詰め重戦機(ヘヴィメタル)でいうと“オージェ(※1)”ってカンジ。


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一見、“DiMARZIO”を思わせる、全てのポールピースが六角レンチで調整できるPU。フロント用とリア用でポールピースのピッチ(間隔)が異なっている。なんとこのポールピースまでが金メッキ仕上げという徹底ぶりだ。
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多分、国産であることは間違いないだろうけど、ベースプレートには“MMK”の刻印と「45」のスタンプがあるのみで、詳細は不明。

計24個のポースピースを一つ一つ磨く作業は、今回のレストア一番の難所でもあった!
何しろプレイヤーの汗をモロ被る部品であるから当然サビやすいし、おまけに細かい。それでも金色が残ってくれたのは本当に幸いだった。
もちろん、ボビンの間に溜まったホコリを落とし、テーピングも新たに巻きなおしてPUのメンテは完了。


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いわゆる“シリアルナンバー”は、このネックジョイントプレートに刻印されたものだと思うけれど、フロントPUキャビティ内にもう一つのシリアルナンバーがあるのがARIA PROUの特徴のようだ(※同社のPE-60にも、フロントPUキャビティ内に同様のナンバーが印字されていた)。
二つのナンバーは同一ではなく、どういった意味があるのかはメーカーのみぞ知るセカイ、か。


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ネックエンド部分。
ボルトオン・ジョイントのネックは、始めから22フレット仕様に設計されたものであり、後にストラト系モデルを中心に流行する22フレット部分の指板がはみ出すタイプではない。これは同じ時期の他社の、同じランクのギターではTokaiVXとも共通する仕様(VXはストラト系といえばそうだが)。

この個体ではトラスロッド調整部がネックエンドにあるけれど、調整の必要が生じた場合フロントPUを外すかネックを外すかする必要がある仕様が或いは不評だったのか、後のモデルではヘッド側に移されることになる(ラージヘッドのストラトに見られるようなタイプ。これについては前回の記事のカタログ画像を参照)。

この仕様のため、いつもなら電装パーツを組み込んでからネックの反りチェックに入るのだけど、今回は順番を入れ替えて先にネックの状態をチェックすることになった。結論からいえば、ネックの反りは全く問題なかったが。30年も経っているのに!
この一事をとっても、日本の“物作り”がいかに優れているかが判るというものだと思う。


尚、お察しのとおり、このギターも元は6年ほど前にゴミ捨て場に捨てられていたいわば“いらん子”だった。

前オーナー氏は或いはもう亡くなってしまわれて捨てられるギターもあるのかもしれないけれど、こんな優れた工業製品であり“芸術品”であるギターが捨てられてしまうことに、私は耐えられなかったのである。
もし、あなたの家に眠っているギターがあるとしたら、どうか捨てるなんてしないで欲しいと切に願う。
もしかしたら、それが今後とんでもない高値になるかもしれないのだから。

※1
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
どうも、高1でギター初心者のyμと申します。

自分のAria Pro IIのマイケル・シェンカーVのコピーモデルの内装、配線やらを確認していて、フロント・リア両方に「MMK 45」と刻印されていて、このP.U.のフロントで出した音がなかなか気にっていた為に、先輩から譲って貰うIbanez RG350 DXのフロントに乗せたいなぁなんて思っていて詳細を調べていたらこの記事に至りました。

それにしても、Ariaを奥深いですねw
Gt.yu
2011/12/31 17:33
Gt.yu様、ようこそ。 様々な文献に書かれているので既にご存知かもしれませんが、これ以前のAria ProUのギターにはディマジオ製PUが定価6万円くらいのギター(ショップでの売値ではこれが5万円をちょっと下回るくらい)には標準装備されていた時代があったのです。

さすがにラリー・ディマジオ氏から「安すぎる!」との抗議があったようで、代わって恐らく国産と思われるこのPUが搭載されるようになるのですが、イイ音するでしょう?
Gt.yu様のマイケルVも、経年変化を経たコイルとマグネットから繰り出されるサウンドといったら、…うーん、想像するだけでたまらない物がありますね。
そうなんです、奥深いのです、実に。この記事では触れませんでしたが、ボリューム類の効きも他社とは一味違うものがある筈です。なんというか“目盛り8と10の違いが”…言葉で表現するのは限界がありますね。ぜひこの辺も、Ibanez RG350DXと比較してみることをお勧めします。
管理人・小川けーえん
2012/08/16 23:02

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